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ゲッターズ飯田インタビュー

これまで占った人は2万人以上。その中には著名・有名人も多い。時に優しく時に厳しく、どこか達観した早口の語りで核心を抉る。「所詮占い」と言い切りお金を取らずに占い続ける、占い師らしからぬ占い師“ゲッターズ飯田”とはいかなる人物なのか。
取材・文/東 健太郎 撮影/前川 誠

getter.jpg——飯田さんの占いって、生年月日と名前をノートに書いてちょっと手相を見るくらいだと思うんですけど、他にも違う占いとかできるんですか?
何でもできますよ。僕多分、世界の占いは全部一通りやってるんですよ。数列占いからサルビアから、家とか方位とかも見れるし、顔(人相)から手(手相)から全部できます。ただ、当たらないヤツは混ぜてないだけなんですよ。知識としては大体全部やってますね
——ということは、ノートに生年月日とかを書いてる時に人相とかも一緒に見てるってことですか?
そうですね。占いって心理学に近いところがあるんですよ。僕は心理学も勉強したんで、それも混ぜたりして。一応二万人見てきたデータの中で、自分なりの方法を使っているということです
——そもそもはお笑い芸人として活動されてたんですよね?
元々は名古屋吉本でスピードワゴンの後輩で、ザブングルが同期ですね。その後、違う相方とサンミュージックで『トノサマガエルアマガエル』ってコンビ名でやってたんですけど、それから99年に上京して、さらにその後にワタナベ(エンターテインメント)に入るときに『名前がスベってる』って言われて(笑)、それで『ゲッターズ』になりました
——ゲッターズはどのくらい活動していたんですか?
解散したのが05年の4月です。解散が僕の占いで当たってるんですけどね。そのころからずっと占いはやってたので
——自分のコンビの解散まで当てるんですね……。で、飯田さんのスゴイところは占いが当たるのはもちろんなんですが、「所詮占いだから」とか平気で言ったりするじゃないですか。
そうですよ。所詮占いですよ(笑)
——ははは。そういうことを占い師なのに言っちゃうじゃないですか。そこが他の占い師さんとは違うのかな、と。
僕、怪しいですけど神秘的な話はしないですからね(笑)
——そう、基本的に現実的な話ばかりおっしゃいますよね。ダメなこともズバッとおっしゃるし。
あまりあやふやなことは言わないです。ズバズバって
——僕、生まれて初めて占ってもらったのが飯田さんだったんですよ。それまでは占い自体も否定派だったし。でも、こんなに当たるのかってビックリしました。
ははは。でも僕も占い否定派だから。否定したい気持ちが分かってるからこそ、余計ツボが分かるんですよ。あと僕、誘導尋問をしないじゃないですか。最初に質問しないし、何をしてる人かも訊かないし。会話する必要もなくて、最初の2〜3分バーッとしゃべって、投げっぱなしですもん(笑)。で、『訊きたいことがあれば、どうぞ』って
——そうそう、そういうところも含めて、飯田さんは「占い師らしくない占い師」なのかなって。
そうですね。別に占い師批判するつもりはないですけど、みんなダラダラしゃべったりウンチクが多かったりするんですよね。自分もそういう経験があって苛立ちが多かったから、まとめてしゃべるようになったんです
——それで投げっぱなしになった、と。
当たるも外れるも、結局本人がすることによるんですよ。『来月運気がいいですよ』って言っても、その人が何もしなかったら何も変わらないんです。結果、占い師ってほとんど役に立たないんですよ。ホント、後押しするだけとか、まぁある程度当たるように仕向けてあげるっていうか。『こう言われたからこうしてみようかな』とか『マズいと思ったら引いてみよう』とか、そういうバランスを教えてあげてるだけ
——あと、やっぱり気になるのが、お金をもらわずに占ってるってことなんですけど。何か理由があるんですか?
データ(が必要)だからっていうのが一番ですね
——でも、そのデータは飯田さんが集めたもので、それを使って占うわけですからお金をもらってもいいような気がしますが。
それはまたちょっと違うんです。もし僕がお金を取り始めて3000円でやったとすると、3000円払った人のデータしか集まらなくなるんです。そうすると、占いが好きな人、占い師に相談しようとする人は当たるようになります。でも、占い否定派や興味ない人に関しては当たらなくなる。でも僕は、お金がなくても悩みがなくても、突然占って当てる技術をつけなきゃいけない。それが本当の占いだと思っているんです。だから、みんな衝撃を受けるんですよね。信じてないから。お金を払わないから。僕はそういう人のデータを恐ろしいほど持ってるんです。10万円取っている人の占いは、庶民には当てはまらないんです。だからこそ僕は無作為に、タダで占ってるんです。占いは統計学ですから

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