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木村裕子

最近徐々に盛り上がりを見せているテツ(鉄道おたく)の世界で注目を集める鉄道アイドル・木村裕子ちゃんが蒸気機関車C5766と共に『ルーフトップ★ギャラクシー』に登場! 鉄道一本でやっていくためにフリーにまでなってしまったというホンマモンの鉄ヲタ・裕子ちゃんに電車への愛を大いに語ってもらった!

テキスト・写真:北村ヂン

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●芸能界において鉄道が好きなのは木村裕子っていう風になれると嬉しい

 そもそも、鉄道に興味を持ったのは何でだったんですか。

「子供を遊びに連れて行くっていうと普通は公園とかだと思うんですけど、なぜかウチはそれが鉄橋だったんですよね。それで上から毎日列車を見ているうちに好きになりました。でもプラレールを欲しいって親に言っても『女の子はリカちゃんでしょ』みたいな感じで買ってくれなかったんですよ。だから、小さいながら『女の子は電車好きって言っちゃいけないんだ』って思ってました」

 一方、アイドルになろうと思ったきっかけは。

「写真を撮られるのが好きだったんで、はじめは自分でネット・アイドルみたいなことをやってたんですよ。それから事務所に入るために大阪に行くことになったんですが、親が猛反対して……門限が五時半という厳しい家だったもんで。だから家出同然で大阪に行きました。でもその事務所っていうのが、社長に手を出されたとか、お金取られたとか、そういう噂があるようなところで(笑)、結局また名古屋に戻ってきたんですよね。それで『何かバイトしなきゃなー』って思ってはじめたのが特急でお弁当を売るっていう、車内販売員だったんですよ」

 ああ、それで電車好きが再燃したと。

「そうなんですよ。毎日列車に乗れるし、車掌さんに分からないことを聞けば何でも教えてくれるし、どんどん知識が増えていって楽しかったですね。でも、やっぱりアイドルもやりたかったんで名古屋の事務所に入り直すんですけど、そこもまた微妙なところだったもんで辞めて、もう最後のチャンスと思って東京の事務所にバーッと履歴書を送ったんですよ。その時に目立とうと思って趣味を『鉄道おたく』って書いたら結構ウケがよかったんですよね。それまではアイドルなのに鉄道が好きって言うと嫌がられてたんですけど、その頃アキバが盛り上がりつつあって『鉄道おたくでもいいんじゃない』っていう感じで受け止めてくれたんですよ」

 ちょうど『電車男』とかが流行ってた時期ですからね、電車好きのアイドルがいてもいいじゃないかと。

「ただ、鉄道とアイドルっていうつながりは今までなかったものなんで、事務所もどうしたらいいか分からなかったらしく、段々と『鉄道で売っていくのは無理じゃないの?』って雰囲気になっちゃったんですよ。それで、しばらくは鉄道は抜きでトーク番組とかに出させてもらったりしてたんですけど、やっぱり鉄道の話をしてる方が楽しいし、そっちの方向でやりたかったんで、去年事務所を辞めてフリーでやっていくことになりました」

 最初は履歴書のインパクト程度に考えていた『鉄道おたく』っていうキャラも、やってみたらすごいしっくりきたんですね。

「イヤー、ホントに楽しくて楽しくて! 仕事で列車に乗れるし、遠くへも行かせてもらえるし、最高ですよね。もうこれからは鉄道一本で行こうと思ってます!」

 ところで、裕子ちゃんは基本的に乗り鉄なんですよね。

「そうですね。全線に乗るっていう塗りつぶしももちろん目指しているんですけど、それ以上に鉄道に乗って遊ぶのが好きですね。『鉄道鬼ごっこ』をしたり、東海道全駅下車したり、夜行列車に四泊五日したり……。わりと過酷なことをするのが好きなんですよ(笑)。次にやりたいのは、稚内から鹿児島の枕崎まで鈍行で行くっていうのです。ギリギリ5日間で行けるらしいんですけどね」

 5日間って……ずっと電車に乗ってるだけですよね!?

「イヤ、それが乗ってるだけでも忙しいんですよ! 景色を観なきゃいけないし、車両の中も観なくちゃいけないし、あちこちに電車の車庫があるんで、それも観なきゃいけないし。で、時刻表見てると『ここで特急と行き違う』とか分かるから、それも観なきゃいけないし……寝るヒマもないですよ」

 じゃあ、寝台列車に乗った時にはどうしてるんですか。

「せっかく寝台なんだから寝心地とかも知りたいんですけど、もったいないんでわりと起きてますね。夜中の駅を通過するのなんて普段は観れないじゃないですか、だからそれも観なきゃいけないし……」

 裕子ちゃんは、電車のどういうところが好きなんですか。

「人間と同じで色んな顔の子がいるんですよ。おじさんっぽいのもいれば、子供っぽいのいるし、イケメンもいるし……そういうところが好きですね。鉄道好きの男の人ってやっぱり車両の機械的な格好よさにいっちゃうんで、あんまり分かってもらえないんですけどね」

 その中でも一番好きな電車って何ですか。

「今、彼氏は400系の『つばさ』(山形新幹線)ですね! イケメンなんですよ。……来年死んじゃう予定なんですけどね(笑)。一番好きなのは383系『しなの』(中央本線〜篠ノ井線)っていう、社内販売員をしていた時に乗っていた電車ですね。あの子は女の子みたいな顔をしててかわいいんですよ」

 それじゃ、今後の目標を教えて下さい。

「芸能界において魚が好きな人って言ったらさかなくん、みたいな感じで、鉄道が好きなのは木村裕子っていう風になれると嬉しいですね。個人的な夢としては『庭付き車両一戸建て』っていうのがありますね。車両を買い取って、そこに住みたいんですよ。一台、数千万くらいするらしいですけど」

 もし買えることになったとしたらコレ、みたいな車種は決まってるんですか。

「やっぱり『つばさ』ですね。来年なくなっちゃうんで、ぺっちゃんこになっちゃうくらいなら買い取りたいですね。その前に数千万貯めなきゃならないんですけど(笑)」

木村裕子
★82年8月17日生まれ。愛知県名古屋市出身。「橘頼香」の芸名でネットアイドルとして活動を開始、その後芸名を「ゆうこ」「木村裕子」と変更する。当初は普通のグラビア・アイドルとして活動していたが、2006年に鉄ヲタであることをカミングアウトし、現在では世界初(?)の鉄道アイドルとして活躍中。

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