昨日、ようやく時間が取れたので『東京残酷警察』を観に行ったんですが、すごく面白かった! 面白い映画は数あれど、ここまで興奮したのはかなり久しぶりです。今年上半期に観た映画の記憶なんて、ほぼ全部飛んじゃった。ギーガーとクローネンバーグと丸尾末広を足してブニュエルでかき混ぜたような極悪耽美な美術、出し惜しみ一切無しの血のりと人肉の豪雨、簡素な善悪二元論を拒否する最強にシニカルなストーリー、そして何と言っても外せない、主演女優しいなえいひの圧倒的過ぎる存在感(「あの『オーディション』の〜」という形容詞はこれで塗り替えられるはず!)。もう何から何までが最高で、スタンディングオベーションを送りたかったのに妙に遠慮してしまった自分が恨めしい! とにかく固いことは一切言わないので、20歳以上(年齢制限あるみたいです)で血がドバドバ出る映画が大丈夫な人は、たとえ会社クビになったとしても観に行くべきですよ! 期間限定のレイトショーだけど、僕はあと2回は観に行きます! と、久々に沸き立った胸を抱えて帰る道すがら、こういう出会いがあるから映画って止められないんだよなあと、しみじみ思いました。(前川誠)
